長くやることで身につける感覚と容姿。
長くやることで身についていくものとして、
感覚や容姿と言ったものがあります。
「長年の勘ですね。」
と言った言葉などは、
その物事、仕事に従事して長年の経験と実績、
そこで学んだ知識があって発揮されるものです。
体の中に経験として身につけたものは
自然と外側へ反映され、
貫禄や質感を生み出します。
会社を覗いてみると、
全員が全員スーツを
着ているにもかかわらず、
ちょっとじっくり見ていけば、
ピカピカの新入社員なのか、
バリバリ結果を残している営業マンなのか、
課を率いて、支持を出し、
チームを統一させるリーダーなのか、
はたまた、
社の長として全員に指示を出す社長なのか
検討がつきます。
これは長年、
特有の感覚、容姿、
ある程度の年月を通していかなければ
身につけられないものです。
「~っぽいですね~。」
これは
人間関係といったものもその一種です。
普段から中の悪い上司と部下の関係も、
長年、付き合っていけば、
「10年間お世話になっている。」
「一緒に働いて10年、信頼を置ける部下です。」
といった、
素晴らしい信頼関係も生み出します。
ここで重要なことは、
長く続けてコツコツと身の回りのものを吸収していく、
作り上げていく、
この大切さです。
一つの物事に誠実に向き合い
10年を過ごす、20年を過ごす、
その場所で見てきた景色、風景
が圧倒的なパワーに変わります。
もしあなたが今、辛い現状に置かれているのであれば、
それを乗り越えた先に、
同じ場所での、新たなる世界、
違った容姿で、違った感覚を身につけることができるのです。
うまくいかないことを環境のせいにして
違う場所で頑張る。
それもありですが、
同じ場所で踏ん張る、
これにも価値があることをもう一度認識してみましょう。
変わらないようで変わっていく、
そのごく小さな何かを感じれるようになると
普段の生活も楽しくなります。
麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬