色々な物を整理整頓する事。
それがデザインです。
よくアートとデザインをゴチャゴチャに
考えている人を見かけます。
アートが自己表現であれば、
デザインは他己表現であるかと思います。
ロックアーティストとコンサルタント、
こんな感じです。
ロックは、激しさ、
「これが俺達だぜ!」
パワーが漲り、過激そのものです。
逆にコンサルタントは相手のお悩み、
問題を解決していく。
クライアントありきなものです。
ロックアーティストにも観客と
言うものが存在しますが、
それはファンであり、クライアントとは
ちょっと違った部類のものだと思います。
もちろん両方素晴らしいものです。
ただ一緒にすると時に
やっかいな現象を引き起こす。
これを覚えておいてもらいたいのです。
クライアント、お客様が、
「こういった静かな感じの店舗をイメージしているので、
川の流れのような、涼しげなグラフィックをお願いします。」
こんな依頼があったとき、
「これがいいです!」
と一歩的にアート性を強調しすぎると、
時に摩擦を生み出します。
クライアントの要望に答えることが
デザイナーの役目です。
しっかり相手の考えを整理する。
アート性が強く。
「この人のこの作品のテイストを取り入れてみたい。」
こういったアプローチをしてくるクライアント様もいます。
アート、それはそれで武器になるものです。
ポートフォリオを作ってみましょう。
作品集です。
デザイナーとして仕事をする場合、
「文字を組んだデザイン物を必ず入れること。」
グラフィックデザイナーの多くは
アート作品のみを作品集に閉じ込めます。
ですが現場で必要なスキルは
大半がアート性のものではなく。
文字を組んだ、デザイン性のスキルが重視されます。
アートとデザイン。
違いを理解して活動に役立ててみて下さい。
グラフィックアートに凝っている人は、
是非、
「活字」を扱ってみて下さい。
グラフィックの中には活字があった方がやはり強い。
一体どういった事を表現して、
何を訴えていきたいのか、
ビジネスには「活字」による、
明確な表示が求められています。
人が最初に目が行く場所。
それはやはり、「文字」なのです。
「文字」、「日本語」を自由自在扱う、
グラフィックに組み込めると、
あなたのビジネスもうまく行くのではないでしょうか?
毎日記事を書くことも忘れずに。
麻山工業株式会社
高尾瞬
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