「引く力を大切に。」
ビジネスでも何でも、
引く力は大切であるというお話です。
筋トレの世界でも起こりうるオーバーワークと言う出来事、
試合が決まったボクサーは、試合前の練習で意気込みすぎ、
疲労骨折や稼働率をオーバーし、
結果的にスキルアップや体力向上、
心技体を維持することが
不可能になってしまった。
こんなことがあります。
筋力アップを期待するならば、
やりたい時に、「やめれる気持ち。」
これが大切です。
KYと言う言葉があるように、
空気を感じてください。
いかにして自分をコントロールして
やめれるか、、、。
やりたい気持ちは十二分にわかりますが、
やりたい場所で一歩引いてこらえる。
これも重要なスキルの一つと言って良いでしょう。
ビジネスの世界では特に
事業の「交渉」と言う場面に出くわします。
金銭のやり取り、事業のやり取りの中で、
自社のプレゼンテーションを現場でさらに引き上げるには
相手の心理を読み取り、冷静さを持って
タイミングを見極める。
さらには相手の出方を気にし、
押し問答を制する。
押しては引いて、押しては引いて、
その繰り返しで、
さらに相手がかかったら思い切り引いてみる。
そうすることで
相手が
「お願いします。高尾瞬さんの商品を是非とも買わせてください。」
こういった相手、
勝手にお願いして来るような状況を
作り出すというスキルにも繋がっていきます。
「焦らし。」
と言うテクニックも重要です。
クラブミュージック、ジャンルが「ハウス」や「テクノ」
ミュージックの場合、
ヒット曲を待ち望んだ観客に
簡単にヒット曲をかけて
フロアーを盛り上げないと言う、
「焦らし。」のテクニックがあります。
焦らして焦らし、
もう限界!というまで待ってもらうことで
「一気に大爆発」をフロアーにもたらすことが出来ます。
これはテレビで見る、
ドラマも同じ要領です。
つまりは「いい所で終わる。」
「一体、結論はいかに?」
このシーンを作り出すことで、
来週も見なきゃ、
という心理を働かせることになるのです。
このように人間の知的好奇心を理解したうえで、
色々な戦略を学ぶ必要があります。
その一つとして
「引く力。」
押してばかりではダメ。
相手が食いついてくるのをじっと待つ、
さらには引いて逃げることで、
「相手の心はあなたのビジネスに夢中になる。」
という事になります。
何事も、「引くこと。」これを意識です。
[麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬]