当社のビジネス書の出版が経営会議で決まり、
出版社を選ぶ活動に入ってきました。
数の法則の理論を用い、
出版社100社に企画文書をメールで送信しました。
ぱる出版、ダイアモンド社、青春出版、大和出版、
フォレスト出版、かんき出版、マルコ出版、などなど、
100社、
営業の理論と全く同じ、平均率の法則により、
10件に1軒の割合で、「YES」の返答が返ってくる。
今回も、その数の法則により、100社のうち、7社から
お返事のメールが返ってきました。
※割と確率的に良いほうだと思う。
一度に7人の編集長とメールのやり取りをしています。
「私、宮本武蔵になった気分です。」
一人のサムライが、大手出版社の大名、
出版社でもっとも手強い相手とされている「編集長」を
一度に7人も相手にすることは
かなりワクワク、興奮しますね。
彼らの文面が多彩です。
「これだけのファンがいるならば、本は売れるでしょう。」
「企画の段階でここまで出来ているならば、
出版も可能です。」
「先が読んでみたいですね、、原稿を送って下さい。」
「感性の共有ができました。」
前向きな返事が7人から来ました。
残りの93出版社は
「インターネットからの企画は募集しておりません。」
「一般の方からのご応募は特殊な場合を除いては、、、。」
などなど、シカトを含めた93件、
「一般の方の特殊な場合を除いては、、、特殊な場合はなんですか?」
と追い詰めてみましたが、その後返信はなし、、。
合戦が始まっています。
私はフォトグラファー上がりの経営者なので、
クリエイティブ業界の力関係は大体把握しています。
クリエイティブの現場では、
「編集長が一番偉い。」
こう決まっています。
編集長とグラビアアイドルの撮影に同行、
当然、フォトグラファーが写真を撮るわけですが、
あまり写真に熱を入れすぎて、編集長より出しゃばるとかなりNGです。
この場合、70パーセント位の力で仕事をすれば、
大体オッケーになります。
「あいつら※編集長に写真のことなんてわかんねーし。」
これがフォトグラファーとエディトリアルデザイナーの愚痴です。
その他、とにかく編集長が一番偉い、
とにかく物知りで、性格は頑固、何を言っても驚かず、
その次に、コピーライター、
編集長とコピーライターは仲がよく、
フォトグラファーは一匹オオカミになりがちで、
唯一の下っ端が、エディトリアルデザイナー達、、、
エディトリアルデザイナーがフォトグラファーに仕事の注文を入れると
蹴りを入れられます。
「ここの写真、もうちょっとこの部分入れてもらえないですかね?」
「うるせー馬鹿コラァ!」バキ!、、と。
とにかく、今現在、出版に向けて7人の編集長とやりあっている。
今回は私も、経営の手腕と
コピーライティングの地獄の特訓があったので、
編集長を手のひらでコロコロと転がす感覚で
相手をしています。
※相手をしてあげています。
レースクイーンとダンサーと、モデルちゃん、キャビンアテンダント、
などなど
美人さん7人と浮気するような感覚ですね、、、。
そんな関ヶ原の合戦もいよいよ大詰め、、
7社から私にあった出版社を1社だけ選ばせて頂きます。
編集長様、、
今後とも末永いお付き合いとなります。
よろしくお願いします。
麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬