「環境は苛酷であった。」


「UAE、ドバイ北部に、第二の黄金都市を構想。」
建築家、高尾瞬の未知なる戦い。  






UAEの視察も今回で12度目を迎えていた、
何度見ても、環境は苛酷そのもの、



初めてUAE都市計画予定地、
バージル地区を訪れた時と


何も変わらない環境であった、、


「こんな場所に本当に都市を
計画することが出来るのだろうか?」


「この場所に、ドバイに次ぐ
第二の黄金都市を計画するなんて、、、
神への冒涜ではないだろうか。」


不安ばかり先行するが


私はUAE政府からの依頼を受けた一人の
建築家としての任務だと言うことを意識した、、


私がどう思おうと関係なく、
そこには繁栄の為の新たなる都市が必要であり、



アラブ人の彼らにとっては


苛酷な環境でない。
これが正しい意見であると思う。



「住めば都。」


たとえコンビニがなくても、

お気に入りのレストランと本屋、
ランニングが出来る海岸があれば、


それで何もいらない。


黄金の砂の上に、
命の源の太陽がある。

昼間は50度を越す強烈な空間。


環境に適した新たなる民族も生まれる。



着工まで5年、、。


自問自答を繰り返す日々、
毎日が苦悩と不安の連続、、。


逃げても良かったが、
逃げる場所も残されていない。






続く、、、、




「UAE、ドバイ北部に、第二の黄金都市を構想。」
建築家、高尾瞬の未知なる戦い。  



麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬